【夢ラノ長編読書録Season.1 #3】とある魔術の禁書目録3

【夢ラノ長編読書録とは】

　夢色しあんの『ラノベ長編シリーズ』

最新刊に追いつくまで終われない読書録

の略称。

　長編シリーズとなり、今から読み進めるには非常にハードルの高い作品にブログ主自ら人柱となって挑戦していく企画。

　ネタバレ完全ありで、最新刊または最終巻に追いつくまで失踪することは許されない。

　はたして、ブログ主は失踪せずに完走することができるのだろうか——。

『作品は知ってるけど原作を全然追えていない！』

　という私のようなラノベ読みの方は、ぜひこの機会に私と一緒に長編シリーズのラノベを読み進めていきましょう！！　読み進めていくチャンスです！！

【今回の読書録ラノベ】

とある魔術の禁書目録（3）

posted with ヨメレバ

鎌池　和馬/灰村　キヨタカ KADOKAWA 2004年09月10日頃

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【あらすじ】

魔術と超能力を駆使して戦う学園アクション第3弾！
真夏の夕暮れ。 補習帰りに自動販売機に金を呑まれた上条当麻。
カツッと革靴を鳴らしながら、上条に声をかける御坂美琴。そこに偶然通りかかる美琴にそっくりの御坂妹。何気ない放課後……。
これが一方通行と呼ばれる超能力者が起こす殺戮劇の幕開けになるとは、3人はまだ知る由もなかった――。

版元ドットコムより引用

【感想・考察】

　ここより下の記事はネタバレを含みます。ネタバレNGの方はここでブラウザバックお願いします。

※感想・考察記事となりますので、『とある魔術の禁書目録』3巻までを読んでから、本書を片手にこちらの記事をご覧いただければ幸いです。
2巻までの内容については、過去に作成した読書録記事・動画をご覧ください。

序章　レディオノイズ　Level2

　序章では、ライフル銃をもった少女が、学園都市において7人しかいない超能力者（レベル5）である一人の少年、コードネーム『一方通行（アクセラレータ）』を狙うシーンが描かれました。

　この段階では、まだ彼女たちがアクセラレータの命を狙う理由が明かされていませんが、どうやらただならぬ計画がまた学園都市において渦巻いている予感がします。

　なにやら、不穏な空気も漂っているようでしたし……。

　絶対的強者に少女たちが立ち向かう理由とはなんなのでしょうか？

（なんか、また2巻に引き続き精神的にきつい展開になりそうな予感がします……）

第一章　イマジンブレイカー　Level0(and_More)

　第一章では、1巻ぶりの登場となる美琴ちゃんが早速でてきました！　第3巻は彼女がメインとなるようですね（？）

　美琴が超能力を使って自販機から泥棒している流れは、なかなか今のラノベじゃ書けないような物書いてるなぁと、正直冷や汗が……（）

　そして、第一章では物語に関わる新キャラが多く出てきました。

　まずは、3巻にて重要人物となる、御坂妹（ミサカシスター）がここで登場。

　美琴に比べると落ち着いていて淡白な印象を受ける彼女との日常での関わり合いがメインの第一章になりました。

　さらにあと2人、美琴の友人であり風紀委員（ジャッジメント）をしている白井黒子、上条の隣人である土御門元春の義理の妹であり家政（メイド）学校に通う少女・土御門舞花が初登場しました。

　元春の方はこの時点でまだでてきていませんね。存在だけ明かされています。

　第一章では雑談程度であまり関わりはなかった二人だったので、今後メインでも出てきそうですね！

　本作においては比較的平和なシーンが描かれた第一章でした。

　これはもしや、3巻は箸休め的な巻になるのでは？？

（……これが、後のフラグになるとは、その時の夢色しあんは思ってもいなかったのであった。）

第二章　レディオノイズ　Level2(Product_Model)

　はい、第3巻において一番やべぇ章です。きてしまいました。

　正直に言うと、本当に読むのリタイアしかけました。

　割とガチで夢ラノ読書録が第3巻で終わるところでした（）

　まぁ、第2巻から夢ラノ読書録を見ている方はこうなっている理由がわかるかと思いますが、つまりそういうことです。はい。

　例のアクセラレータと御坂妹が路地裏で交戦するシーンです。

　ここ、アニメ版だとどう描かれているのでしょう……。アニメ見たことないので分かりませんが、流石に原作通りやるとヤバそうですよね。。。多少いい方向に変えてると信じたい。（原作読む人はここが正念場です）

　……さて、すでに読みながらにして瀕死状態となった私ですが、これを乗り越えた後にもどぎつい真実が次々に明かされていくことに。

　御坂の部屋にて明らかになった、アクセラレータのレベル6へ登り詰めるための殺戮実験。それにより犠牲となる2万人もの御坂妹（美琴のクローン）などなど……。

　……考えるだけで身震いするような残虐非道な計画が進められていきます。

　……正直きついっす。

第三章　レールガン　Level5

　第三章では、レベル6計画を進めるアクセラレータの場所にたった一人で向かおうとする美琴と、それを阻止しようと立ち塞がる上条の対立が描かれました。

　いやぁ……学園都市の裏側というか、闇の部分が存分に現れたエピソードでした。

　当時幼く純粋だった美琴は、病気を治すきっかけになればと研究者に自身のDNAデータを提供。

　それが、悪用され御坂妹を量産し、大量虐殺を引き起こす引き金になるなんて、当時の美琴は思ってもいなかったでしょう。美琴ちゃんが可哀想というかどこまでも不憫でなりませんでした。

　そんな責任をとって、勝てる望みもなく死地へむかう美琴に立ち塞がったのが、上条でした。

　やっぱり上条さんはどこまでもヒーローですよね。

　一切拳を握らず、美琴の攻撃を受け止め続ける上条の姿は、とてもかっこよかったです！

第四章　アクセラレータ　Level5(Extend)

　第四章では、ついに学園都市最強のレベル5であるアクセラレータと上条の戦いが描かれました！学園都市における最強と最弱の戦いです！

　また始まってしまう御坂妹の虐殺劇に終止符を打つべく、上条はアクセラレータの前に立ちはだかります。

　圧倒的な戦力差があり、上条が勝つことは不可能かと思われていましたが、勝負の分かれ目となったのは何てことない、『実践経験』というところでしたね。

　正直なところ拍子抜けしたと言いますか、なんか学園都市最強のアクセラレータが負ける理由にしてはなんか弱いなぁと思ったのが率直なところですが、それでも美琴や御坂妹たちの協力もあった最後の展開への流れというものは、なかなかに熱いものを感じることができました！

　上条さん。やっぱりあんたは生粋のヒーローだよ。

終章　オンリーワン　ID_Not_Found

　毎度お馴染み、いつもの病室で目覚める上条さんでした。

　ほんと上条さんの体ってどうなってるんでしょうかね？？

　まぁ、色々ありつつも今回もなんとか生き延びることができましたね。

　上条さんのおかげもあり、レベル6計画は中止に。

　御坂妹も、しばらくは体の調整という名目でこの場から離れることになるものの、約1万人の残された妹たちを救うことができてほんと良かったと思います。

　そして、3巻では言及されなかったものの、倒されたアクセラレータのこの後はどうなるんでしょう？

　気になりますが、この後の展開は4巻以降で描かれてくるのでしょう！

【まとめ】

　今回は、前2巻で魔術が絡んだ事件を取り上げていたのとは一変して、科学サイド・学園都市の闇を除く展開となりました。

　といいますか、今回魔術要素ほぼほぼでてきませんでしたね。。。（インデックスも上条さんに放置されて焼肉食べてただけでしたし。。。）

　作品タイトル的にはちょっと疑問に残る3巻であったものの、最強の能力者であるアクセラレータとの戦いは胸熱にさせてもらいました！

　上条さんに負けたアクセラレータは今後どのような形で作品に登場してくるのか、そして美琴と御坂妹の今後の展開は。。。

　4巻も非常に読むのが楽しみです！

【読了日メモ】

完走まで残り、51冊。