【ラノベ感想】転生魔王の大誤算 〜有能魔王軍の世界征服最短ルート〜

書誌情報

タイトル転生魔王の大誤算 〜有能魔王軍の世界征服最短ルート〜
著者あわむら赤光
イラストkakao
レーベルGA文庫(SBクリエイティブ)
ISBN9784815607456

あらすじ

 歴代最強の実力を持つ魔王ケンゴーにも、決して漏らせぬ秘密があった。
「転生前より状況がひどくない!?」
 前世の彼は、伝説の不良だった兄と勘違いされ舎弟から尊敬を集めた、草食系高校生の乾健剛だったのだ!
 今度こそ平穏に生きたいのに、より凶悪な魔族達に臣従され、いつ本性を見抜かれるかハラハラの生活を送るケンゴー。
 だが命惜しさに防御魔法を極めれば無敵の王と畏敬され、ハーレムに手を出す勇気がないだけなのに孤高だと逆にモテ、臣下の顔色を伺えば目配りの効く名君だと絶賛の嵐で、第二の人生は順風満帆!?
 これは己の強さも権力も持て余し、誤算続きで名声まで爆上げしてしまう、転生魔王のサクセスストーリーである!

書影・書誌・あらすじは版元ドットコム様より引用

感想

 個人的オススメ度:★★★☆☆

 

 転生俺TUEEE勘違い系成り上がりの四拍子が揃ったファンタジー作品でした。

 最強の魔王に転生してしまったケンゴーが、できるだけ争いや殺戮などを起こさずに対立している人間と友好関係を結ぼうと奮闘する——のですが、魔王の臣下である七人の凶悪な魔族・七大魔将にことごとく勘違いされてしまい、あげくにはその暴走した後始末を魔王自らが動き解決していく。

 そういった、魔王ケンゴーの思い通りにならない世界平和へ向けた魔族と人間との戦いが描かれています。

 特にこの作品において目を見張るものといえば、それぞれ七つの大罪の権能を司る七大魔将の存在でしょう。
 特に、名前が長いからとケンゴーがそれぞれに命名した愛称のセンスには、ん????と思うくらいネーミングセンス皆無で、正直ダサくて笑いました。

例)ルシフェル・ルシ・・・・・・(省略) 命名:ルシ子
  ・・・・・・(省略)レヴィアタン六世 命名:レヴィ山  などなど・・・

 

 ストーリーとしては、物語終盤残り60pぐらいで急展開が来るのですが、正直これまでの話ででてこなかった(?)ような気がした異端の存在が急に出てきたせいで、一瞬「どういうこと??」とはなりました……。

 1巻のページ配分が少し駆け足になったのかな……?という印象は受けましたが、それでも最後は綺麗にまとまってはいたので、今後この最後に出てきた異端の存在はなんなのかもう少し知りたいとは思わされました。
 どちらかというと、本作の魅力である勘違いによるコメディ色と桃色成分だけで推して、急に取ってつけたようなシリアス成分はそこまでいらなかったんじゃないかなとは少し思いました。そこだけ少し読了後の個人的な残念ポイントです。

 

まとめ

 ストーリー展開としては少し気になる点は各所ありましたが、全体的にみてコメディ要素だけをピックアップすれば面白い作品であると感じました。

 おそらく2巻以降は今回活躍のなかった七大魔将が活躍していくことになると思いますが、彼らがどう暴走し、またケンゴーがどう後始末していくのか楽しみなポイント(大誤算ポイント)です。

 目新しい要素はあまりありませんでしたが、なろう系でみられるような要素を複数盛り込んでいるので、そういった勘違い系成り上がりストーリーが好きな人には手堅くおすすめできる作品です。

 2巻も発売されていますので、ぜひそちらと合わせてチェックしてみてください。

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